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~芋焼酎の楽しみ方~

 

芋の種類と麹の組み合わせがもたらす味わいの特徴

芋焼酎は、その製造過程や原材料の組み合わせによって、さまざまな味わいが楽しめる魅力的なお酒です。特に、芋の種類と麹の使い方が、その個性を大きく左右します。ぜひ、様々なバリエーションを試してみて、自分だけのお気に入りを見つけてみてください。

今回は、芋焼酎の奥深さについて探ってみましょう

麹の違いと焼酎の味わい

麹の種類を選ぶことで、芋焼酎の味わいに独自のアクセントを加えることができます。

白麹、黒麹、黄麹、それぞれの麹がもたらす風味の違いについて・・・

白麹:麹菌に白色の麹菌(白麹菌)を使用して製造される焼酎。

この白麹は比較的清澄な焼酎を生み出し、原料の特徴や風味を引き立てる役割を果たします。

味わい:白麹を使用した焼酎は、一般的にはクリアでキレのある味わいを持ち、原料の風味がしっかりと感じられます。そのため、焼酎の原料による特徴が際立ちます。

黒麹:麹菌に黒色の麹菌(黒麹菌)を使用して製造される焼酎。

黒麹は独特の風味と色合いを焼酎に与え、比較的重厚で複雑な味わいを生み出します。

味わい:黒麹を使用した焼酎は、一般的にはより深い味わいとコクがあり、香りも豊かです。黒麹が焼酎に独自の風味を与え、濃厚で個性的な味わいになります。

黄麹:焼酎製造において「白麹」と「黒麹」が一般的ですが、「黄麹」を使用した焼酎は、他の麹菌に比べて風味が豊かで複雑になります。黄麹が生み出す風味は、バニラ、香草、スパイスなどの要素を含み、これによって焼酎の味わいに独自の香りと奥深さが加わります。黄麹は他の麹菌と比較して、発酵速度が遅く、そのプロセスに時間がかかります。そのため、独特の風味が生まれます。

様々な芋の種類と麹の組み合わせが紡ぐ芋焼酎の風味の違い

芋焼酎は、芋の種類と麹の組み合わせによって、さまざまな風味と個性が生まれます。

【黄金千貫×白麴の組合せ】

黄金千貫は、芋焼酎の代表格とも言える品種で、芋の濃厚な甘さと深いコクが特徴です。白麹と組み合わせることで、芋本来の風味が際立ちます。

例 三岳、白玉の露など

【黄金千貫×黒麹の組合せ】

黄金千貫に黒麹を用いることで、独特の深みとコクが増し、芋の優雅な一面が引き立ちます。芋の持つ華やかさを感じながら、しっかりとした余韻を楽しむことができます。

例 焼酎小牧、五郎など

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【黄金千貫×黄麹の組合せ】

黄金千貫に黄麹を用いることで、さっぱりとした口当たりと軽快な香りが楽しめます。芋焼酎初心者にもおすすめであり、飲みやすさを重視する方にぴったりです。

例 魔王

【紅あずま×黒麹の組合せ】

紅あずまは、その名の通り鮮やかな紅色が特徴の品種です。焼き芋用さつまいもとしては国内シェアNo.1を誇る、最もポピュラーな品種です。

紅いもには白麹が一般的ですが、黒麹の焼酎も魅力的です。芋本来の甘さと風味が際立ちます。紅あずま由来の爽やかな柑橘のフルーティーさです。

例 紅小牧など

【 頴娃紫(えいむらさき)×白麹の組合せ】

「頴娃紫」は鹿児島南さつまの南端に位置する頴娃地区を中心に、芋に菓子や食用として栽培されています。 表皮、果肉が濃い紫色で、ポリフェノールやアントシアニンを豊富に含みます。

頴娃紫を使用した焼酎はフルーティーな甘い香りと、上品な甘みが特徴になります。

赤兎馬 紫など

芋焼酎の魅力

芋焼酎の魅力は、芋の種類と麹の組み合わせで生まれる、無限の味わいにあります。白麹の穏やかさ、黒麹の深み、黄麹の華やかさ。異なる芋の種類と麹の組み合わせを楽しみながら、是非芋焼酎の多彩な世界を探索してみてはいかがでしょう。

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